最近は優良企業にお勤めの方や公務員さんでも住宅ローンが通らないという相談が増えています。考えられる原因は３つ。

１．スマートフォンの機種本体の購入について、販売会社が信用調査をするために分割払いにしていることから、この代金が口座から引き落とさせないケース。

通常毎月の引落は「通話料＋機種の分割払い」ですが、これがたまたま口座の残高不足で引き落とせなかった場合、督促状が郵便で来るので、それを持ってコンビニなどで支払うようです。

しかしこれは立派な「延滞」で、個人信用情報にはしっかり延滞マークが付きます。
通話料は信用情報には関係ありませんが、分割払いの方は対象となっています。

２．奨学金の返済をしなかった場合。

昔は奨学金はそこそこ返済して途中でやめてもおとがめなしのことが多かったようですが、小泉構造改革の時に「借りたものは返すのがあたり前」ということで、奨学金の返済も個人信用情報の対象になりました。

３．消費者金融の利用

いわゆる消費者金融を利用されている方は、基本的に融資しないという金融機関が多いようです。

そもそも消費者金融は住宅ローンより借入金利が高い訳ですから、住宅ローンを提供することは、消費者金融の返済支援にもなりかねません。

借りていたことは仕方がないので、全額返済してから住宅ローンを申し込めば検討しましょうという金融機関もあるので注意が必要です。

いずれにしても住宅ローン申し込み前に、個人信用情報を取り寄せておかれることをお勧めします。