変動金利型住宅ローンを利用する場合、返済期間中の金利変動、特に金利の上昇はある種のリスクになるので注意しておきたいところです。
金利の変動は日々報道の経済欄に掲載されるので、知ろうと思えば誰でも容易に知ることはできますが、世の中毎日経済欄を見ている人ばかりではありません。むしろ見ている人の方が少数派ではないでしょうか?
では金利変動を知るにはどうしたら良いでしょうか?
ここは変動金利型の良い所でもありますが、変動金利型は原則半年毎に金利が見直されます。
したがって金融機関からは半年ごとに、その後の半年間の返済予定表が送られてきます。返済予定表には各月の返済額とその内訳(元本と利息)が記載されていますし適用金利も明記されています。
毎日経済欄を見ない人でも、半年に一回はこのお知らせが来るので、それをチェックするだけで金利の変動がわかります。こんな親切なローンは他にはありません。
ただし一般の人はこの返済予定表を見て、返済額だけを見て捨ててしまっていると思います。変動金利型の場合、返済額は原則5年間は変わらないのですから、「ああ次の半年間もこの額を払っておけば良いのか。」と安心してしまっているのではないでしょか?
必ず適用金利の欄を見て金利の変動状況を確認していただきたいと思います。
ちなみに長期固定金利型ローンなら、そもそも金利変動など気にしなくても良いのですが・・・