住宅ローンの繰り上げ返済の額に注意

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住宅ローンの繰り上げ返済の額に注意

再び住宅ローンの基礎知識に戻ります。今回は「繰上げ返済」です。

繰り上げ返済は、通常の返済の他に追加資金を出して余分に返済することで返済期間を短縮したり返済額を軽減し、支払利息を軽減する効果を発揮する方法です。

追加で資金を出すので、手元の預貯金が貯まっていれば繰り上げ返済できると誤解されている方が多いようですが、これは間違いです。

繰り上げ返済できるのは、家計にある預貯金など金融資産のうち「余裕資金」に限られます。

家計の金融資産は①日常の生活を切り盛りするために必要な資金=日常生活費、②今は使わないけれども将来の使用に備えて貯めておくべき資金=使用予定資金、③極端な話、株で大損をしてなくなってしまっても生活できる資金=余裕資金の3つの判別されます。

このうち繰り上げ返済に充てても良いのは「余裕資金」だけです。仮に使用予定資金を充ててしまうと実際にその資金が必要になった時点で手元にないという事態に陥ります。(特によくあるのはお子様の大学の入学金や授業料)これを「繰り上げ返済貧乏」と言います。

ではこの余裕資金の額はどのようにして判別すれば良いでしょう?

これを確認するには、FPがよく作成しているキャシュフロー表を使って確認するのが最も分かり易いです。

キャッシュフロー表は家計の将来予測ができるシミュレーションなので、将来いつ、いくらなら繰り上げ返済できるかも一目瞭然でわかります。

このシミュレーションをしないで繰り上げ返済をすると無駄な教育ローンやオートローンなど住宅ローンより金利が高いローンを借りることになりますのでご注意ください。