住宅ローンの金利タイプの説明【固定金利期間選択型】

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住宅ローンの金利タイプの説明【固定金利期間選択型】

固定金利期間選択型の住宅ローンは、変動金利型住宅ローンの特約付ローンという性格を持ちます。原則は変動金利型ですが、借り入れ当初の一定期間だけ固定金利にするという特約が付くものです。

2・3・5・7・10・12・15・20年などの固定金利期間を選ぶことができます。(金融機関によってラインナップは異なる)

固定金利期間が終了する直前に金融機関から連絡があり、終了後はどうするかと尋ねられます。回答をしなければ、自動的に変動金利型に移行します。

再びその金融機関のラインナップにある固定金利期間を選択することもできます。このようにして完済まで金利タイプを選択できるのがこのローンの特長です。なお固定金利期間を再選択する際には事務手数料が必要となることがあります。(5400円程度)

固定金利期間選択型は、変動金利型では金利上昇リスクが心配だが固定金利型では金利が高いと考える人に、その中間に位置するローンとして利用されています。

この金利タイプを利用する際の注意点は・・・

当初の固定金利期間の金利を大きくサービスし、固定期間終了後に金利が上がる「当初引き下げ型」というタイプがあります。

住宅ローン金利は、金融機関が定める基準金利(店頭金利)からサービスする「引き下げ金利」を差し引いた「適用金利」(実行金利)で融資されます。

当初引き下げタイプは、この引き下げ幅を当初期間だけ大きくするものです。例えば10年固定金利期間選択型の基準金利が3.30%のとき引き下げ金利が2.5%であれば、適用金利は0.8%になります。

しかし10年が終了すると引き下げ金利は例えば2%に縮小され、その時点の基準金利が変わってなかったとすれば適用金利は1.3%に上昇します。このことは当初の金融機関との契約書(金銭消費貸借契約書)に明記されていますが、借り手は昔のようなことで忘れてしまっているので11年目に急に金利が上昇してクレームになることが多いのです。

このクレームを解消するために固定金利期間選択型ではもう一つ「全期間引き下げ型」を用意しています。

このタイプは引き下げ金利が当初から完済まで一定なので、基準金利に変動がなければ適用金利も変わらないため安心です。

しかし全期間引き下げ型は当初の引き下げ幅が当初引き下げ型と比較すると少ないので、住宅ローンを利用する人の多くが当初引き下げ型を選んでしまうようです。

 

では「当初期間」と「全期間」どのように見極めたら良いのでしょう?それは次回・・・