住宅ローンの金利タイプ【変動金利型】

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住宅ローンの金利タイプ【変動金利型】

住宅ローンの金利タイプについて説明してほしいというご意見をいただきました。

通常ご相談のために弊社住宅相談センターにいらっしゃるお客様には、3つの金利タイプの説明だけで30~45分かけています。このブログではそこまでかけられないのでダイジェスト版でご紹介します。

まず最初に最近50%以上の人が利用している変動金利型について。

1.変動金利型は原則半年ごとに金利の見直しがあります。4月1日と10月1日など金融機関ごとに見直す時期が決まっています。ただし金利は直ちに見直されるのではなく、その1~3ヶ月後の返済分から適用されます。ごく一部の金融機関では、金利毎月見直し型の取り扱いがありますのでご注意ください。

2.変動金利型は原則5年間返済額に変更がありません。毎月返済額(ボーナスも)が一定で5年毎に見直されます。

3.金利が半年毎に見直されるのに、返済額が5年間変わらないのは何故でしょうか?金利の上下に合わせて返済額の内訳(利息+元金)を調整して返済額が一定になるようにしているのです。したがって仮に金利が上がると利息が増えて元金の返済が遅くなります。

4.このようにして5年が終了した時点で、その時の金利に合わせて次の5年間の返済額を決定します。

仮に金利が大幅に上昇していると返済額も大幅に上がることになります。しかしそうすると返済ができなくなる人が出るので、上昇幅は従前の返済額の25%アップまでに制限するという「25%ルール」があります。

ここで安心しないでください。本当は30%上げないといけないのに25%で済んでいるのではありません。その分元金の返済が遅くなるだけなのです。

ちなみにこの「25%ルール」はソニー銀行や新生銀行などの変動金利型にはありませんので注意が必要です。

逆に金利が低下していたら、元金の返済が早く進み残り返済期間が短くなることもあります。

5.変動金利型の金利は、一般的に短期金利である短期プライムレートを基準として決まります。現在の短期プライムレートは1.475%ですが、この水準は2009年1月から現在まで変わっていません。

6.短期金利は一般に景気が好転すると上昇し、低調ならば下落します。

以上が変動金利型の説明になりますが、最後に弊社住宅相談センターのご相談者の傾向をあげておきます。

職業柄、世界を相手に仕事をされている方(商社マンや金融マンなど)は変動金利型ローンを選ばれる傾向があります。逆に国内だけで仕事が完結している方(教員や公務員・医療関係者など)は固定金利型を選ばれます。

また仕事が忙しくて金利の動向など見ていられないという方は固定金利型を選ばれます。

さらに当然ですが、年収に対して返済額が少ない方は、金利変動リスクを取ることができる方ですので変動金利型を選ばれます。

以上のようなことを参考にしてローンを選んでください。次回は固定金利型の説明です。