とある信用金庫に出入りしている司法書士先生からのニュース。
最近住宅ローンの抵当権設定登記の依頼が来なくなったので、担当者に「他の先生に代えたのか?」と確認したところ、そうではなく本当に住宅ローンの申し込み自体が激減しているとのこと。
住宅ローンの担当者としては、史上最低金利が続く中、取り扱い件数を増やすことで何とか凌いできたのに、数もなくなるとは自分の存在を脅かすことになると恐れていたとのこと。
これはこの金融機関に限らず、ハススメーカーレベルでも展示場への来場者数が減っていると聞いています。入口が減っていれば、住宅ローンという比較的出口に近い部署は更に辛い。
住宅だけでなく建設業一般についても、昨年秋以降受注が減っていると聞いています。更にこの10月からは消費税増税が決定的になったようですから、来年にかけて業界は相当厳しい環境になると考えられます。
これから住宅を取得しようとお考えの方は、
1.依頼する建築会社・不動産会社がこの厳しい環境に耐えられる経営内容かどうかを確認する必要があります。建築中や引き渡し後に倒産するようなことがあると将来来困ることになります。
2.価格を慎重に検討すること。販売価格が改訂され値下げされるような住宅が出て来ると思います。果たして売り出し価格が妥当かどうか?十分に検討する必要があります。
このあたりは一般の方にはわからない情報だと思います。専門家に確認するなど、契約前に一呼吸置く冷静さが求められます。