新築住宅のトラブル防止・赤外線サーモグラフィー診断

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新築住宅のトラブル防止・赤外線サーモグラフィー診断

ホームインスペクション(住宅診断)で使用する赤外線サーモグラフィーついて書いていますが、これがあるとどんなことに役立つのでしょうか?という質問をいただいたのでお答えします。

赤外線サーモグラフィーは熱を感知するものですので、まず断熱材があるかどうかを確認することに使います。

完成している新築住宅の断熱材のうち、小屋裏(天井裏)と床下については進入して目視で確認できるので赤外線はなくても大丈夫ですが、壁内部はどうやっても目視することができないので赤外線を使うことになります。

断熱材がまったくないという現場はレアケースですが、隙間があると推測できる現場は多く見られます。

次に壁内部の断熱材を赤外線で見ているときに一緒に見ることができるのが、筋交いの有無です。

設計図書と照合して筋交いがあるかどうか、あるいはあったとしても方向が合っているかどうかを確認することができます。ただしすべての筋交いを見ることはできず、ダブル筋交いの室内側の筋交いしか見ることはできません。外側までは距離があるため感知できません。

ほかには赤外線は水分の温度に反応するで、雨漏れや漏水がないかも見ることができます。(新築住宅で雨漏れが見つかることはありませんので、既存住宅の雨漏れ診断等に使用します)

このように赤外線サーモグラフィーは目視できない部分を見るときに使う優れものですが、なにせ価格が高い。(弊社の保有している機は1台85万円程します)

すべてのホームインスペクター(住宅診断士)が保有しているものではありませんので、インスペクションを依頼する時には、赤外線を使ってくれるのかどうかと仮に使うのならどの程度の性能の赤外線なのかを確認して依頼されることをお勧めします。

性能は画素数で確認するのがわかり易いと思います。弊社のものは340×240ピクセルです。