土地探しでは重要事項説明書を先に読んでおく

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土地探しでは重要事項説明書を先に読んでおく

昨日は土地探しから売買契約+住宅の新築工事請負契約までの注意点というセミナーをしましたという話を書きました。

ではこれらの注意点として、どんなことがあるのでしょうか?

不動産売買契約の注意点は正直山ほどあって書き切れませんが、一点に絞ってお伝えするとすれば「売買契約書や重要事項説明書を少なくとも5日前までに取り寄せて、自分なりに読んでみること。」ということに尽きます。

先日のセミナーでは、私が宅地建物取引士の役になって重要事項説明書の一部を説明するというデモをしました。

「都市計画法による制限では、この土地は都市計画区域内にあります。用途地域は第二中高層住宅専用地域にあり、建ぺい率は60%ですが角地のため緩和され70%になります。」

「容積率は200%ですが、全面道路の制限によって160%になります。」

と、ざっと読んで「さて皆様お分かりになりましたか?」と聞くのですが、当然のことながらどなたもわからないという表情です。

このような専門的なことをざっと読まれただけでは誰もわからないと思いますが、実際の契約の現場はこのように進行していきます。

これでは業者さんや売主さんを「信じて任せる」しかないのですが、そこにトラブルの原因が生じます。

どれだけ勉強しても完全に理解することはできないと思いますが、書類を早めに取り寄せて一度は目を通してみて、どうしてもわからない箇所は契約日までに確認しておくこと。これは必須です。

弊社では契約予定のお客様からの依頼で重要事項説明書の確認業務を行っていますが、重要な箇所、そうでない箇所含めて結構な数の間違いを発見するのも事実です。

弊社はプロですから時間的には30分もあればチェックできてしまいますが、一般の買主様なら5日前までには入手しないと契約日には間に合わないと思います。

それにもかかわらず、実務では突然契約のその場で読まれるので、何が何だかわからないうちに契約が終わっていたというのが実情ではないでしょうか?

お気を付けください。