昨日住宅ローンの繰り上げ返済は、金額を確認して行わないと「繰り上げ返済貧乏」になってしまうと書きました。
そしてその額は住宅ローン借入時から退職金を受け取るまでの間の、各年のうち最も少ない年の貯蓄額までしかやってはいけません。
したがってその額は家計のシミュレーション=キャッシュフロー表を作成しないとわからないのです。
シミュレーションを作成する前の人に、もう少しわかり易く説明すると・・・
繰り上げ返済は、手元の貯蓄のうち【余裕資金】でしか行ってはいけないません。
FPの世界では手元にある貯蓄を3つに分類しています。
1.日常生活費:普段の生活を回していくのに必要な資金。食費や光熱費・通信費・交際費などの支払いに充てる資金です。
2.使用予定資金:今は使わないけど将来必要になる資金。結婚資金・住宅取得費・子供の学費、さらに言えばご自身の老後の生活費などがこれに当たります。
3.最後が余裕資金です。株等に投資して紙切れになったとしても生きて行くことができる資金です。
住宅ローンの繰り上げ返済は、この余裕資金でしか行えないのです。
しかし感覚だけで余裕資金かどうか判断することはできないと思います。そこでキャッシュフロー表を作成すれば、日常生活費・使用予定資金も明確にわかるので、最後の余裕資金もきちんとした数値で出て来るという訳です。
是非キャッシュフロー表を作成してから住宅取得の資金計画を立ててください。弊社ではキャッシュフロー表作成を5000円で行っています。とにかくこれから始めないと話が進まないので格安にしているつもりですがいかがでしょうか?