ここのところ「注文で住宅を新築しているが、予定日になっても完成する気配がない。」という相談が増えています。
最も長い方で半年以上遅れているとのこと。工務店に確認したところ、職人不足で思ったように工事が進まないのが原因とのことです。
こうした傾向は今後も続くと思いますし、工務店だけでなく大手ハウスメーカーまで広がると考えられます。
現在建設業だけでなく多種の業務で人手不足が顕在化しています。特に建設業は3K(きつい・汚い・危険)業種の代表格として若い人に不人気な業種となっており、1997年に685万人だった建設業従事者は2017年には498万人に激減しています。
そこへ持ってきてオリンピック関連や災害対策の公共事業が増えているので、ますます人手不足になります。
工期の遅延だけならまだしも、品質の低下も目に見えて著しくなっています。
注文で住宅を新築される方は、余裕を持った工期の設定と建築中の品質管理をしっかりしないといけない大変難しい時代になりました。