昨日、部屋の広さを表示する「畳数」は、ハウスメーカー・工務店によって異なるので気を付けましょうという話を書いたところ、「そんなことがあるのですか。」と驚きの声をいただきました。そうなんです!あるんです!
例えば外壁材の厚みが14㎜のメーカーと120㎜のメーカーがあったとします。建築基準法上の床面積は原則外壁材の厚みの中心で計測することになっていますので、中心線から外壁材の内側までそれぞれ7㎜と60㎜になります。
これを見ていただくだけで単に部屋の面積が変わってくることがご理解いただけると思います。
一般的にハウスメーカーは外壁について断熱性能や防火性能の観点から厚い方が良いと宣伝しています。
それはそれで良いのですが、その代わり室内が狭くなっていることをご理解いただきたいと思います。
したがって住宅展示場や完成現場見学会で部屋の広さを確認する際は、必ずメジャーを当てて計測することが大切ですし、各社が言っている「〇畳」にどの程度差があるのかを知っておくことが必要になります。
部屋の広さは、家づくりの最終段階で家具を配置するときに「あれっ?この部屋6畳だと思ったけどベッドが入らない。」などとならないようにするために必要です。