住宅展示場で「この部屋は何畳ですか?」という質問をされる方があります。
確かに何㎡というよりイメージが湧き易いのかも知れません。(ただし最近は畳がない家に住んでいる人が増えて来たので、間もなく畳数は死後になるとは思いますが)
しかしこの畳数は注意しなければいけません。なぜなら畳数は日本全国共通の単位ではないからです。㎡なら誰が測っても同じですが、畳数は地域によって異なりますしハウスメーカーによっても違うのです。
日本では代表的な畳の大きさには以下の4つがあります。
京間 (畳/縦 191.0cm× 横 95.5cm)
中京間 (畳/縦 182.0cm× 横 91.0cm )
江戸間(畳/縦 176.0cm× 横 87.8cm)
団地間(畳/縦 170.0cm× 横 85.0cm)
これらは地域性や暮らし方によって長年の間に確立したもので、これに異議を唱えても意味がありません。
住宅展示場がどの規格で建てているのか?この違いを理解しないで単に「6畳ですか。」と納得しても、実際にご自身に必要となる面積があるのか疑問です。
またメーターモジュールで設計しているハウスメーカーもあれば、尺貫法で設計しているメーカーもあります。
さらに部屋の面積は壁芯から計算するので、壁厚が厚いメーカーと薄いメーカーでは壁内の面積が異なるのです。
したがって「何畳ですか?」という質問にあまり意味はなく、確認すべきは「その部屋で何をするためにどの位の広さ・高さが必要なのか?」そちらの方が重要なのです。ご注意を。