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日米の住宅に対する意識の差

今日の話はどちらが良いかという議論ではありませんので、予めご了承ください。

日本とアメリカの住宅に対する考え方の差を感じます。

最近では日本でも「住宅の資産価値」が注目されるようになりましたが、実態は本当に住宅に資産価値を求めているのかと疑問に思うことが多いのです。

日本では住宅のプランニングをするとき、自分のあるいは家族の要望をどれだけ反映するかという視点で検討します。しがたって自分達が納得できる個性的な間取りができます。

これに対してアメリカでは、そもそも注文で住宅を建てることが少なく建売住宅を購入する方が多いのですが、将来売却し易い間取りはどれかという視点で選びます。

日本は個性的な間取りになるので汎用性が低く、その分売却が容易ではなくなる(流通性が低い)ので安い値段になるということです。

アメリカでは汎用性が高く売却し易い間取りなので、流通性が高く、ということは高い値段で売れるということになります。

また日本では建てたときが最も価格が高く、新築後の経過年数に比例して価格が安くなりますが、特にそれを気にすることもなく放置しています。

一方アメリカでは売却を想定して住宅を購入しているので、劣化しては困るため、できる限りメンテナンスをして良好な状態にしておこうとします。したがって古い住宅でも高く売れます。

もし「住宅の資産価値」が売却価格(流通価格)で判断されるのなら、間違いなくアメリカの方が資産価値が高く、日本はむしろ資産価値を下げる動きをしていることになります。

これは一体どういうことなのでしょうか?そんなことを考えるわけです。くどいようですが、どちらが良いかいう話ではありません。