新築建売住宅で傾きの欠陥が発見された

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新築建売住宅で傾きの欠陥が発見された

東海地区でホームインスペクション(住宅診断)をしている人たちの勉強会で、ある事例が発表されました。

すでに売買契約を締結している買主さんからの依頼で、新築建売住宅をホームインスペクションしたところ、床の傾きが1000分の6を超えていることが判明。それも1箇所だけではなく複数個所。

こうなるとこの住宅は欠陥住宅と判断される建物になります。(床や壁・柱の傾きが1000分の6を超える場合)

売り主業者は契約を解除し、その物件は売り止めにしたとのこと。

担当したホームインスペクターは「売主はこの事実を知っていたと思う。」と推測していました。一般の人ならわからないで購入するだろうと思ったのでしょうか?

新築住宅で欠陥と言える傾きが発見されるケースは少ないと思いますが、弊社でも過去15年間で2件遭遇しています。内1件はそれなりの大手ハウスメーカー。

たった2件かと思われるかも知れませんが、それを購入させられる一人の買主さんにとっては大問題です。

新築住宅だからと言って安心はできません。面倒でも購入時にホームインスペクションされることをお勧めします。