意外に知られていない外構工事の注意点

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意外に知られていない外構工事の注意点

家づくりの最後の仕上げ「外構工事」について書いてきました。最後は地盤補強です。

地盤補強は家を建てる前にやるものでしょと言う人がいると思いますが、外構工事にも関係します。

通常家を建てる前にはスウェーデン式サウンディング法という方法で地盤調査を行い、その結果に応じた地盤補強工事を行います。これは建物の重量が地盤に負荷した場合でも建物が沈下等することを防止するためです。

したがって建築する建物の重量によって地盤補強工事の内容は異なります。

外構工事においても、地盤の上に重量があるものを設置することに変わりはありませんから、同様に地盤補強工事が必要になる場合があります。擁壁や広めのデッキなどがその対象となると思います。

しかし一般的には家を建てる際に外構計画は固まっていないので、当初の地盤調査では外構部分まで調査しません。したがって家が建つ部分は補強工事をしますが、後から決定した擁壁部分は、せいぜい転圧をかけて乗せる程度です。

その擁壁にそれなりの重量があった場合、転圧程度では支えきれず場合によっては将来沈下してくることも考えられます。

地盤面を支える擁壁なら建築業者が注意するのできちんと調査しますが、単に外構工事の一環としておこなう擁壁(フェンスの基礎や塀などが考えられます)でそれなりの重量があるものでも補強が必要な場合があります。

結論として建物の配置が確定した際には、ある程度重量がある外構工事の配置も出しておき、地盤調査の際にそのポイントも調査しておくと良いと考えます。

スケジュール的に難しい場合は、外構工事の前に再度その部分を地盤調査することになります。