注文で家づくりをする際に、どうしても後回しにされるのが外構工事。早い段階から打ち合わせることをお勧めする2つ目の理由は「レベル」です。
住宅の回りには雨水管・給排水管が配置されますが、菅だけでなく「桝」も配置されます。管だけでは一気に雨水・排水が流れるため、それを調整する役割があります。
桝はコンクリートの箱で結構大きなものです。これを要所要所に埋めて菅につなきます。ここまでは住宅の給排水工事に含まれます。
問題はここから。住宅が完成した後に外構工事を始めると、桝や配管の高さが地盤面の高さと合わないことがあります。
外構工事で土を盛ったり下げたりすることで住宅の設計図に描かれた高さと違ってしまった結果、高さが合わないのです。
一旦埋めた桝の高さを調整するために掘り出すなど、面倒なことが起こります。
こうしたトラブルを避けるためには、間取りプランが固まって来た段階で早期に外構の打ち合わせに入ることで地盤のレベルを確認することが必要です。これは建物の建築業者と外構業者にとっても有用なことです。
特に建物本体工事の発注先と外構工事の発注先が異なる場合は注意が必要です。