分譲マンションのデメリット③

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分譲マンションのデメリット③

ニュータウンという言葉をご存知でしょうか?日本では1960年代以降、増加する人口の受け皿として郊外の原野を切り拓いて大規模な住宅街を作りましたが、これをニュータウンといい多摩ニュータウンや千里ニュータウンなどが有名です。

ご当地では高蔵寺ニュータウンが知られていますが、今はどのニュータウンも人口減少と高齢化に悩まされています。

これはニュータウンがほぼ同世代・同生活レベルの人達が同時期に居住したことによって、衰退も同時に進んでしまったことによります。

なぜニュータウンの話をするかというと、昔のニュータウンで起こったことが今後分譲マンションで起こることが予想されるからです。

ニュータウンは原野を削って平面に戸建て住宅を並べましたが、分譲マンションはそれを立体的に積み上げたと考えていただければわかると思います。

同世代の同生活レベル(高層マンションでは階によって差別があるとも聞きますが)が同時期に多くの人が入居したという点で共通します。

万一マンションがニュータウンと同じようになると、管理組合が認知症の人ばかりで議決できないとか総会が有効定員に達せず開催できないなどの問題が出てきます。

また土地と同様所有者が不明になると管理費・修繕積立金の集金ができないため維持管理もままならず、成るに任せているうちに老朽化・スラム化する可能性があります。

戸建て住宅なら、自分の家が空き家になって朽ち果てようとも所有者の責任の範囲ということになりますが、分譲マンションはそういう訳にはいきません。

マンションにお住まいになるなら、少なくとも管理組合の活動に関心を寄せて積極的に参加し、将来のことを真剣に考える、そういう姿勢が必要になります。