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住宅ローン申し込みで銀行は何を審査するか

住宅ローンを申し込んだが期待したような条件で融資承認が出ないという方も多いと思いますし、不動産業者さんや建築業者さんもそうおっしゃいます。

これは住宅ローンの申し込みにおいて銀行が何を審査するのかをご存じないことが原因となっていることが多いようです。

銀行は次のような点を審査しています。

1.要件が完備しているか?
この申し込みは住宅ローンを申し込む要件に合致しているか。住宅ローンではなく投資物件の資金の融資ではないかとか完済時年齢をクリアしているかなど、そもそも審査の対象となるのかの確認です。

2.担保価値
対象となる不動産が融資額を担保するだけの評価額があるのか?あるいは違法建築物ではないか?などを確認します。最近は担保価値はそれほど厳しく審査されない傾向にあります。

3.個人の信用力
申込者が返済期間中、毎月返済するに値する人かどうか?個人の属性とも言います。勤務先や経歴、収入などを確認します。最近はこの部分にウエイトを置いて審査しています。

4.将来取引力
これは最近入って来た項目です。いまや史上最低金利で銀行は住宅ローンを貸しただけでは儲かりません。しかし良いお客様なら他行に取られるよりは、損してでも取っておきましょう。その代わり将来長いお取引の間に保険商品を買っていただいたり、カードを利用していただくことで回収しましょう。

そのためには将来の取引余力があるかどうか?そこを確認します。これをクロスセルと言います。

以上の他に新築であれば建築会社の信用力が審査されます。建築中に会社が倒産しないか?過去にトラブルがなかったか?などです。

以上を良い成績でクリアすれば、期待するような好条件が出ることもあると思いますが、単に言われた書類に記入して申し込んだだけでは、通常の条件でしか借りられないと思います。