住宅の新築・購入時には必ず取得後の家計のシミュレーション=キャッシュフロー表(CF表)を作成して、総資金の確認や繰り上げ返済の可否などを確認することが大切ですとお話しています。
最近ではマンションのモデルルームや住宅展示場にもFP(ファイナンシャルプランナー)と呼ばれる人が待機していてCF表を無料で作成してくれることもあります。
この人たちは通常ハウスメーカー等から外注費を得たり、保険会社の営業マンで保険商品を売ることで収入を得ているので無料で作成できるのです。
最近はこうしたFPに作成してもらったというCF表を持参して、弊社に相談されるお客様も増えてきましたが、拝見すると補正したい箇所が結構あります。
例えば先日拝見したCF表では・・・
1.住宅新築後のメンテナンス費用が一斉計上されていない。
2.火災保険料は計上されているが、地震保険料はない。
3.給与が定年退職時(65歳)まで年率1%で上昇している。
4.住宅ローン金利が変動金利型0.45%で35年間推移している。
など、本当にその通りに行くのか不安になるものでした。
CF表はあくまでシミュレーションですから、絶対にその通りになることを保証するものではありません。
が、明らかに違う項目は補正したいと思います。
より正確なCF表を作成することで、いくらまでの予算なら大丈夫なのか?いついくらの繰り上げ返済ができるのか?などが明確になってきます。
FPによっても異なるシミュレーションが出てしまうようなので、複数のFPに作成してもらうことをお勧めしたいと思います。
ちなみに弊社では初回作成は5,000円(税込み)になっています。中立性を確保するためにお客様から料金をいただいていることご理解ください。