続・住宅の新築現場大丈夫かシリーズ・ボルト締め

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続・住宅の新築現場大丈夫かシリーズ・ボルト締め

最近の住宅の新築現場は施工精度が低下しているのではないかという話の続編です。

本日取り上げるのは金物のボルト締めです。住宅の柱や梁などの構造体を緊結するために用いられるのがボルトで、ナットを回転させて締め付けることで構造体を固定します。

しっかり固定したとしても木造では長い間に部材が痩せたりたわんだりして緩んでしまうので、新築時には完全に締め付ける必要があります。

金物メーカーのマニュアルでは「ネジ山が3つ以上出るまで締めること」となっています。

住宅新築時の金物のチェックは、建物が上棟した後1週間程度経った頃に実施します。このときには金物だけを見るのではなく、他にも多くの項目をチェックするのですが、従来ボルトの締め方で指摘を出すことは稀でした。

しかしここ最近「ボルトが締められていません」という指摘を出す現場が増えています。1棟で20箇所以上も指摘を出したこともあります。

こうなると「この住宅はチェックしなかったら、地震が来た時に倒壊するのではないか。」と心配になります。

ボルト締めは家づくりでは基本中の基本だと思いますが、人手不足の中、工期に追われる職人があわてて施工しているのか、あるいは実力以上の棟数を担当する現場監督が見逃しているのか、はたまたそもそも「3つ山以上必要」というマニュアルをご存じないのか?

最近の住宅の新築現場は本当に心配になるので、しっかり見ておかないといけません。ご注意ください。