さらに住宅ローン選ぶを難しくしている要素

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さらに住宅ローン選ぶを難しくしている要素

引き続き最近の住宅ローン選びが難しくなっている理由を書きたいと思います。

その前に住宅ローン選びのおさらい。
1.金利がより有利な商品を選ぶ。
2.諸費用も考慮して総支払額で選ぶ。
3.団信など付帯する保険商品を考慮して選ぶ。
4.金利の当初引き下げ型か全期間引き下げ型かを検討する。
5.いずれにしても住宅ローンを利用した後の家計のシミュレーションをしてからでないと、もっとも有利な商品は選べない。

本日は昨日書いたことの補足です。

昨日は金利の当初引き下げ型は全期間引き下げ型より当初の金利が低いので、みなさんそちらを選んでしまいますが、返済期間を通して見ると全期間引き下げ型の方が有利になる人も多いので気を付けましょうという話でした。

金利や諸費用の総支払額からすると以上の説明は正解ですが、ここにさらに住宅ローン控除という要素が加わるので話が難しくなるのです。

史上最低金利の今、当初引き下げ型の場合10年固定金利型が最も利用されていますが、金融機関によっては金利1%を切っている商品もあります。

仮に住宅ローンを利用するための諸費用分も含めて実質金利0.8%で10年固定金利型を借りたとすると、住宅ローン控除(10年間)でローン残高の1%相当額の所得税(一部住民税)が還付されるので、差し引き0.2%が儲かってしまうことになります。

全期間引き下げ型ではおそらく実質金利1%を切る商品は少ないと思われますので、この場合返済期間中の総支払額だけを考慮して全期間引き下げ型を選ぶと不利になる人も出てきます。

以上の要素をすべて考慮してもっとも有利な住宅ローンをぶのは一般の人には不可能だと思います。

ということで住宅ローン選びのお手伝いをしている弊社としても大変な時代になったということですが、間違いなく家計のシミュレーション=キャッシュフロー表を作成しないとベストローンは選べないということだけは言えると思います。