土地に限らず不動産を探すときに注意したいのは「自分が消費者としての買主だと思わないこと」です。
最近はほとんどのビジネスにおいて消費者志向がたかまっており、それにつれて消費者側も消費者としての権利を主張するようになっています。
しかしこと不動産業界においてはこの常識が必ずしも当てはまらないのです。何故なら買主が購入しようとする土地は世界にただ一つしかないもので代替不可能なものだからです。
不動産業者の対応が不親切だからA不動産から購入するのを止めてB不動産から購入しようとしても、その土地を扱っているのはA不動産しかなければA不動産に頭を下げてでも購入するしかないのです。
売り物件を握っている不動産業者が強いのです。特に現在のような不動産市場活況期であればなおさらです。
そんなときに「私は消費者だぞ!」と言っても「どうぞ他所に行ってください。」といわれるのが落ちです。
不動産業界は一般のビジネスとは少し違う業界だと認識して、うまく付き合っていただくことが必要なのです。