不動産を購入する場合、売買契約書の調印の前に重要事項説明書に基づいてその物件の説明を受けます。
弊社では説明書を当日読まれても理解できないので、少なくとも一週間前までに受け取って自分なりに読んでおくことを勧めていますし、弊社も拝見します。
それで十分かと思われるかもしれませんが、これがなかなか。契約の当日、説明書に書かれていないことを説明者(宅建士)が口頭で言い出すことがあるので注意が必要です。
例えば分譲地のゴミステーションの位置。「当初計画では別の区画の前に設置される予定だったのですが、変更になってこの区画の前に来ることになりました。」などと言い出します。
ゴミステーションの位置は、厳密には重要事項説明書の説明項目には当てはまらないと思いますが、購入者にとって重要な項目になります。(一般的には「ゴミステーションの位置は予定であり、変更になることもあります。」という一文が入っていると思われます)
突然言われても、すでに契約するつもりで手付金を持参している訳ですから断ることができない人もいるでしょう。
このように説明書に書かれていないことが口頭で出てきたり、書かれていることと異なった説明を受けることがあるので、事前に書類を確認したからと言って気を抜いて説明を聞いていると大変なことになります。