昨日のブログと前後逆になってしまいました。こちらが先に読んでいただきたい方です。
ご紹介するのは5年に1組程度あるかないかのレアな相談ですが、万一みなさんの身に降りかかると大問題になるので書いておきます。
土地を現金で購入した後に住宅を建てるためにローンを申し込んだら否認されたというケースです。住宅が新築できずに土地だけ宙に浮いてしまった状態になります。
この問題を解決する方法は・・・
1.自己資金を追加で出す。
2.身内から資金を借りる。
3.土地を売却する。
4.住宅ローンが通る状態になるまで新築するのを延期する。
5.そのまま放置する。
いずれにしても大問題です。こうならないように対策を講じておくことが必要です。
土地購入時の売買契約書の中に「買主は本土地上に新築する住宅の建築資金に充てるため、○○銀行の住宅ローン○○万円を利用するが、○年○月○日までにその融資が承認されなかった場合は本売買契約は白紙解除となり、売り主が受領した手付金は無利息ですみやかに買主に返還する。」という条文を入れるのです。
これなら建物部分のローンが通らなくて土地だけ手元に残ったという事態にはなりません。
または売買契約締結の前までに住宅ローンの審査を済ませておくという手もあります。
以上のような対策をとっておけば、今回のようなことにはなりません。
通常なら土地の仲介業者がそのあたりに配慮するはずですが、得てして仲介業者は土地だけの契約を成立させて仲介手数料を受け取ればあとは知らないという姿勢になることもあるので十分注意する必要があります。
※住宅・不動産に関するご相談は住宅相談センターへ。