不動産売買契約書で住宅ローン特約の明細がない!

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不動産売買契約書で住宅ローン特約の明細がない!

不動産売買契約書では不動産を購入する買主が住宅ローンを利用する場合、万一融資が承認されなかった場合に備えて「住宅ローン特約」を条文に入れます。

「万一買主が申し込みした融資が否認された場合、何月何日までであれば本契約は無条件で解約できるものとし、売り主が受領した手付金等はすみやかに無利息で返還する。」という文章になります。

ところがこれだけではどの金融機関のどんなタイプの住宅ローンで、どの程度の金利なのかわかりません。

極端な話、買主が資金計画をしたローンの金利が1%だったのに、実際に融資が承認された金融機関が金利5%しかなかったら、買主はそのローンを利用しなければならなくなります。

そこでそういったことにならないように住宅ローン特約には細かく融資条件を入れておき、売り主・買主お互いに理解した上でローンの申し込みをします。

細かくというのは、
1.金融機関名
2.金利タイプ(変動金利型・固定金利期間選択型・固定金利型)
3.適用金利(金利は変化するのであくまで予定で入れます。できれば資金計画上許される上限金利を入れておくとトラブルになりません)
4.返済期間
5.借入額
ここまで入れておけばベストでしょう。

しかしこの明細がない契約書類を最近見ました。結構な大手の売り主業者でしたが「これで問題はない。」との回答。

できることならこのような売り主業者の物件は購入しない方が良いと思いますが、これで結構な数の契約しているんですよね・・・トラブルはしょっちゅう起きるものではありませんが、たまたま起こったトラブルがあなただったら困りますよね。契約内容はきちんとしておきたいものです。

トラブルは忘れたころにやってくる。