住宅の断熱材、それぞれのメリット・デメリット

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住宅の断熱材、それぞれのメリット・デメリット

この週末、3軒の住宅で断熱材検査をしてきました。うち2軒は硬質ウレタンフォームの吹き付けで1軒はグラスウールです。

正直現場が吹き付けと聞くとホッとします。診断で指摘する箇所が圧倒的に少ないのです。

吹き付けは工務店の職人ではなく、吹き付け専門業者が責任施工するため手慣れており、またマシンで吹き付けるため細かな箇所にも断熱材が入り込み隙間がほとんどなく仕上がるので指摘箇所が少ないのです。

仮に指摘が出るとするとコンセントボックス裏や配線・配管回りなどの狭い部分に充填不足があるとか、吹き付けの厚みが一部不足しているという程度です。

したがって診断時間も短くて済むので、当方にとっても楽なのです。

これがグラスウールとなると工務店下請けの大工仕事になるため、大工の腕によって仕上がりに相当の差が出ます。完璧に仕上がっている現場は、過去1軒しか見たことがありません。

また袋状のグラスウールをカットしてコンセントボックスや配管・筋違廻りに詰めるので手間がかかり、工期に追われる職人にとっては仕上がりより工期を優先することから、はっきり言ってとんでもない現場が多いのが実情です。

この他に硬質ポリスチレンフォームという板状の断熱材がありますが、こちらは板状のものを曲線や三角形・凹凸がある構造体にはめ込むために隙間だらけになり、果たして所定の断熱性が確保できているのか心配になる素材です。

コストはグラスウール<硬質ポリスチレンフォーム<吹き付けというところでしょうが、断熱性能にこだわられる方は是非吹き付けを採用されることをお勧めします。