注文で住宅を新築する場合、工務店側は追加料金が出るのは避けられない考えています。永年の経験から予算が余ることはなく、追加になることの方が多いことを知っているからです。
しかし施主は限られた予算でより良い住宅を建てたいと考えている訳で、永年の経験がある工務店ならば、その点を十分理解して前もって施主に説明しておく必要があります。
追加料金で最も多いのは地盤補強工事費用でしょう。建築地の地盤を調査し、その結果に応じた補強工事を提案する訳ですが、その見積もりが出てくるのは工事請負契約が締結された後になりますし、追加金額が数十万円から百万円単位になることもあります。
これは施主にとっては寝耳に水。
しかし地盤調査自体、建物配置が確定しないとできませんし、場合によっては既存の建物を解体した後でないとできないこともあります。
また土地は1件1件異なるので、最終的な補強方法は調査してみないとわからないという要素もあります。
したがって工務店側が提示した概算見積額と十万円単位百万円単位で異なることもあり得ると考えておく必要があります。
この意図せぬ追加費用を防止するには、できるだけ早期に地盤調査を行うことしかありません。場合によっては施主が自費でやることも検討しなければなりません。
弊社ではできる限り過去の建築地周辺の地盤調査データを提供しており、地盤補強工事費の参考にしてもらうようにしていますが、これも絶対ではありません。
地盤調査費用は数万円です。思わぬ予算オーバーを避けるために予防措置として検討してはいかがでしょうか?
この種の相談については弊社で承っています。お気軽にご相談ください。