直下型地震、逆断層型地震、津波、土砂崩れ、浸水、竜巻、液状化、原発事故、ブラックアウト・・・相次ぐ震災を目の当たりにして、私は人間の無力さを感じるとともに、神社検定1級資格者としては自然に宿る神への畏敬の念を感じざるを得ないのです。
冒頭に並べてみただけでも「震災は忘れたころにやって来る」という有名な寺田寅彦の言葉以上に「震災は形を変えてやって来る」ことがわかります。最近は忘れるに前にやって来るので寺田寅彦の言葉も色褪せてしまいますね。
頻繁に形を変えてやって来て、住宅に重大な被害を及ぼす震災にどう向き合うのか?
最近このブログで書いているように、日本人の災害に対する姿勢に見習うべきことがたくさんあると考えます。
自然災害はどうしようもないよね。ならば自然と共存できるようにしようよ。
住宅なんて資産だと思うから被害額を想定したりするわけで、最初から住宅は倒壊するものだと思っておけば「被害額」も少なくて済む。そもそも住宅には資産価値などなかったのですよ。
倒壊したら自分たちで再建すれば良いけど、建築築基準法もあるし勝手なことはできない。それなりの費用もかかるし・・・
多くの災害を経て来た日本人には、それを自力で乗り越えるだけの力は備わっていると思いますが、どうも法律や経済の論理がそれを低下させているような気がしてならないのです。
もう少し先人の知恵を拝借してはどうでしょうか?
しかしこんな状況で「2020」はやれるんでしょうか?