なぜ日本の住宅に資産価値がないのか?

住宅のこと相談して安心・安全・スムーズ

名古屋エリア随一の住宅相談専門の事務所
100%相談者のための家づくりをサポート

ご相談・お問合せ

【TEL受付】10:00~18:00 水曜休

  1. トップページ
  2. オフィシャルブログ
  3. なぜ日本の住宅に資産価値がないのか?

なぜ日本の住宅に資産価値がないのか?

この半世紀の間に日本は住宅資産で約530兆円もの損失を作って来たという事実があります。

昨年の日本のGDPが約546兆円だったので、この額は1年間日本の付加価値を生む経済活動がまったく行われないのと同じ額に相当することになります。

アメリカの住宅資産は投資額相当の資産額が残っているのに、なぜ日本の住宅は資産として残らないのでしょうか?

そこで「良いか悪いかの判断は別」にして、日本とアメリカの住宅に対する考え方を比較してみましょう。

日:一般生活者も住宅は注文住宅の方が好き。
米:一般生活者は建売住宅を買い、注文住宅を建てるのは一部の富裕層だけ。

日:住宅の構造・工法がたくさんある。
米:住宅はほとんど木造の2×4工法。

日:間取りや仕様は個人の要望を踏まえて個性的。
米:間取りや仕様は転売しやすいようにスタンダードで個性的なものは少ない。

日:一般生活者も建築家に設計を依頼する。
米:建築家を使うのは一部の富裕層だけ。

日:新築した時が一番美しい。
米:新築後も定期的にメンテナンスしており、いつも美しい。

日:新築住宅は最新の法律に従って建てているので安心・安全。
米:中古住宅は人が何年も住んだ実績があるので安心・安全。実績のない新築住宅は不安で買えない。

アメリカは将来住宅を資産として売却することを考えている様子がうかがえますね。

日本の住宅は建築家が設計した自分の意向を反映した個性的な住宅を重宝する傾向があるのは確かです。個性的な住宅は絵有痛性が低いので資産価値が低いのは当然でしょう。

もう一度言いますが、以上は「良いか悪いかの判断は別として」比較したもので、結果として日本の住宅資産は価値が残っていないという事実は確かです。さてみなさんはこの問題をどう考えますか?