良い住宅を建てるには第三者検査を入れないとダメ?

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良い住宅を建てるには第三者検査を入れないとダメ?

住宅を新築されるお施主さんからの依頼で、建築中の検査に行く仕事を始めて15年目に入ります。

弊社のような第三者の検査が入ることに対して、工務店・ハウスメーカー側は「法律で決められた検査機関が検査に来るので必要ないと思います。費用の無駄だと思いますよ。」と言うことが多いようです。

しかし何回も書いていますが、検査機関の検査は法律に定められているだけに1日に回らないといけない現場の数が多過ぎて現場での滞在時間は極めて短いので、果たして十分検査されているか心もとないのです。

実際弊社はその検査後に検査することが多いのですが、追加でいくつも指摘事項が出ます。

また法律の話をすれば、本来なら建築士法に基づいて監理建築士が現場を監理し、設計図書との整合性を確認し、問題があれば指摘して直さなけれならないのですが、現場に監理建築士が来てきちんと監理しているいるという話はとんと聞きません。

印象では住宅の建築現場の3%程度しか監理建築士は出てこないのではないでしょうか?

このような法律上の不備をどうやって補って安心な住宅を建てるのか?

そうなると残された選択肢は施主さんが自身で監理するか、身銭を切って弊社のような第三者検査機関に検査を依頼するか、その程度しかないと考えられます。

施主さんはこのような法律上の仕組みについて熟知していませんので、工務店・ハウスメーカーに言われるままに工事が進みますし、監理建築士という業務があることさえ知らないで家が完成してしまいます。

国土交通省の会議のときに雑談で、このあたりの整備をしないといつまで経っても良い住宅ができる社会にならないと申し上げているのですが、なかなか難しい話なのです。