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空き家相談会での相談事例

東海市役所主催の『空き家対策セミナー&相談会』に行ってきました。私の役割はセミナー『こんな方法がある!意外に知らない空き家の活用方法』の講師と個別相談会の相談員です。

個別相談は2組とも「空き家になっている実家を売るにはどうしたら良いか?」という至ってシンプルなものでした。

「そんなこと不動産業者に聞けば良いでしょ。」と思うでしょうが、一般の人は日頃から不動産業者と付き合いがある訳ではなく、ましてや解体業者・測量士など知る由もありません。

今後の手続きや費用などを説明しておきましたが、ラッキーなことに2組とも『空き家の譲渡所得に係る3,000万円の特別控除』が適用できそうで、うち1組は隣地所有者が購入してくれそうという空き家相談会にしては極めて恵まれたケースでした。

1組の空き家の所在地は私も良く知っている田舎の町でしたが、町内に不相談業者はなく、最も近い不動産業者まで車で1時間はかかるという所。どこの業者に相談したら良いか?ということが問題になりました。

新築後23年の木造で、グーグルで見たところなかなか良好な住宅に見えたので既存住宅売買瑕疵保険を付保して売ることを提案。そのような制度があることを知らなかったので検討したいとのことでした。

付保できればこの制度を理解している不動産会社に依頼すれば、遠くても何とか売却できるのではなかいと思います。(私もよく知っている町なので間違いなく売れる自信があります)

2組とも「売れる目途が立ってうれしい。」と喜んでいただけました。

空き家相談会で、このように何とか方向性が見える相談は珍しいのです。多くは「相続でもめている」とか「所有者が認知症」とか、「兄弟で共有しているが弟は売ることに反対している」など、すぐに利活用できる空き家はほとんどありません。

根気よく空き家相談会を続けていると、こんな日もあるかと少しは救われた気がしました。ということで終了後の懇親会での日本酒もおいしかった~