田舎へ移住の最大の問題・近所づきあい

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田舎へ移住の最大の問題・近所づきあい

昨日書いた岐阜県と、ある金融機関共催の『清流の国ぎふ暮らしセミナー』では、実際に移住した主婦お二人のトークショーがあって、一定程度本音を聞くことが出来ましたが、その中のいくつかの話を挙げます。

◎自治会
都会では情報伝達中心(これは私も昨年自治会長をやって痛感したことです)なのに対して、田舎は全員参加の自主運営。地域づくりや補助金の使い道まで、すべて自分たちで決定しなければなりません。

◎お祭り
都会では娯楽・観光資源の一種。やっている人と見物人に分かれている。田舎は地域の神事で五穀豊穣を祈願するもの。全員で運営する。

◎地域の維持管理
都会は予算を使って業者が行う。田舎は道づくりまで住民が自力でやる。(予算がないので止むを得ない)

正直定年退職後、悠々自適な田舎暮らしを夢見て移住した人で、これらの作業に時間を取られて、自分の時間がないと再び都会に戻っていった人もいるとのこと。

金を払ってすべてを終わらせる生活と、自力で自分を守る生活。どちらが良いか判断に困るところですが、ほんの数十年前までは全国後者の方が多かったわけで、やろうと思えばできたはずの生活です。

いったいどこで違ってしまったのでしょうか?

最後に主婦の方が「田舎には個人情報保護法やプライバシーはない!」と断言していましたが、これを聞くと人口の都市集中の解消・地方創成・コンパクトシティー実現のためには人の心性を戻さないといけないという、ほとんど絶望的な結論が待っているように思えるのです。

思想家イヴァン・イリイチが言った「コンヴィヴィアルな社会」は、おそらくここに描かれた田舎の生活に基層があると思いますが、金ですべてを解決できる社会で生活した人は、そう簡単に戻れないよなぁ・・・